15. 国家として

国家と中毒 – 国家として

あらためてたばこについて列挙してみるといろいろなものが見えてくる。

<教育>
子供に、たばこ・酒・麻薬などの薬物、についてどのように教えるか。中毒・依存症・禁断症状・健康被害をどんな線引きで教えるのかをすべきなのか。その線引きと法律とをどのように解釈させるか
私も知りたくなった。

<国家事業>
現在では、たばこは国の事業ではなくなったが、国家収益の重要な柱であり、実質は委託事業である。たばこと酒の税率は、ガソリン税と同様に歪な構造である。
ガソリン税が公共事業と産業構造による政争の具となるため、利害調整が困難であるのにたいして、たばこ税や酒税は財務省にとって気楽な税金である。

<国家のモラル>
嗜好品であるたばこは、「やめるのも自由、嗜むのも自由」。これはもちろん財務省のコメントであり、もちろん詭弁である。
依存症になってしまった人には「やめる自由はない」
依存症と禁断症状とやめられない現実と国家のモラル。

※依存症物質と国家の関わりを問い直したい。
依存症ではないが中毒になりえる博打や宝くじと国家(地方公共団体)も同様である。

ヤクの売人と国家?
不法胴元と地方公共団体?

裏社会と国家の統制?

<旧ホームページより転載 2003年7月綴>

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