へそ曲がりの禁煙 – 第一伏線 – 値上げ
何日か前からたばこの自動販売機に「7月1日から値上げする」旨の「警告」が出ていた。20年もたばこを吸っているとたばこの値上げは何度か経験している。毎回苦々しい思いをしながらその日を迎えていたが、値上げのことよりはたばこの快楽のほうが勝っていたのである。
でも、今回は違った。増税の過程がかつてないほど安易だったことから、喫煙者が小馬鹿にされた感じがあった。それは発泡酒の増税にも垣間見えた(発泡酒はデキレースの増税凍結の猿芝居があったが)。
「いやなら止めれば・・・」とうそぶく財務省の声が聞こえてくるようだ。
小市民である私はこれについて声を上げることはなく、この怒りをどうすべきかと思案しながらたばこを吸うのが関の山である。
<旧ホームページより転載 2003年7月綴>